古代メキシコ展
上野の国立博物館平成館で開催された古代メキシコ3大文明(マヤ、アステカ、テオティワカン)の特別展(2023年6月16日〜9月3日)を見学してきました https://mexico2023.exhibit.jp/
2019年にメキシコに行った際にメキシコシティのメキシコ国立人類学博物館に行きそのコレクションの素晴らしさに圧倒され感激しましたが不勉強のため表面的な鑑賞に終始し十分理解できませんでした。今回の展示はメキシコ国立人類学博物館の物に比べ小品が中心ですが繊細で個々の展示に対し詳細な説明があり非常に分かりやすく改めて古代メキシコ文明を学ぶことができました。
ティオティワカン文明
テオティワカンは海抜2200mのメキシコ市の北東50kmのところにあり、現在では遺跡として残されているだけであるが、紀元後350年~650年の間はおそらく20万人の人口を要する大都市であった。巨大な「太陽のピラミッド」や「月のピラミッド」、「死者の大通り」を中心とした都市遺跡が残されており、高度な石造建築技術や潅漑技術を知ることができます。
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マヤ文明
4世紀から9世紀にかけて中央アメリカのユカタン半島、現在のメキシコからグアテマラにまたがる地域に成立したメソアメリカ文明を代表する都市文明
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アステカ文明
1428年頃から1521年の約95年間、メキシコ中部で栄えたアステカ帝国の文明で、メソアメリカ文明の最後に現れた文明です。メキシコシティはかつてテスココ湖の上に築いたテノチティトランという都市でした。この都市は13世紀末にメキシコ盆地にやってきたアステカ人によって築かれ、アステカ帝国の最盛期には20万から30万人もの人々が生活していたとされています。16世紀初めにスペイン人エルナン・コルテスによって破壊され、その遺跡の上にメキシコシティが作られました。
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アステカ帝国最後の王クアウテモクの銅像(メキシコシティ2019)
メキシコシティの国立人類学博物館へも是非おいでください。