英国周遊旅行に行ってきました

今回の旅の主たる目的はオクスフォードのピットリバーズ博物館で開かれる故ジョンセラオ氏によるデザインをキルトとして完成した作品の特別展「Mauka to Makai Hawaiian Quilts and Ecology of the Islands」のオープニングセレモニーとレセプションに参加する事とエジンバラ近郊のLochcarron of Scotland社のタータン工場を見学することです。エジンバラとオックスフォードをベースに日程を広げ、前半はインヴァネスからスカイ島へ、後半はバースからコッツウォルズをめぐりオクスフォードへと向かいました。

今回もカタール航空を利用しました。ドーハ乗り換えでエジンバラに入り2泊、エジンバラ城と市内観光を楽しみエジンバラから鉄道でボーダー地方(スコットランドとイングランドの境界)にあるタータン工場見学に行きました。夕方、長距離バスでインバネスに移動して2泊、日帰りでハイランド地方の絶景スカイ島を観光しました。

旅の後半はインヴァネスから空路ブリストルに移動してバースに1泊、翌日から23日で蜂蜜色の家々を彩る薔薇や多種多様の花々の咲いた村々をゆっくり周り最終日オクスフォードに1泊しました。

成田からドーハ乗り換えでエジンバラへ

エジンバラ (Edinburgh)

エジンバラ空港からバスで市内へ、所用30分。終点は宿泊するOld Waverley Hotel の真横で自分たちで荷物を運んでチェックインするのは楽でした。ホテルはスコット記念塔の真正面でもあり、部屋の窓からエジンバラ城が見える絶好のロケーションでした

旧市街を散策しエジンバラ城の麓に賑わうグラースマーケットの老舗のパブで最初の夕食を楽しみました。

翌日、朝一番でエジンバラ城に行きました。オンラインで日本から予約していましたのでスムーズに入場できました。(終日予約でいっぱいでした)

エジンバラ城は街の中心の小高い丘の上に築城されエジンバラ市内を一望する難攻不落の城です。入り口から坂道が始まり登りながらお城の見学です。ちょうど戦没者慰霊の式典が行われておりスコットランド伝統の正装タータンのキルトを身に纏った儀仗兵を見ることができました。

エジンバラ城を出て、メインストリート「ロイヤル・マイル」を下りながら旧市街を観光、途中でバグパイプの街頭演奏を聴くことができました。

夕方、ホテルの前の公園をエジンバラ城の麓の噴水まで歩きエジンバラ城を真下から撮影しました。ちなみに暗くなるのは21時頃です。

動画版(3分44秒)

ボーダー地方 (The Scottish Borders)

翌日、エジンバラ駅から鉄道とタクシーでボーダー地方(スコットランドとイングランドの境界)のタータン工場とスコットランド王ロバート一世の心臓が埋葬されているメルローズ修道院に行ってきました。

タータン工場(Lochcarron of Scotland)

世界有数のタータンメーカーで、糸の染色から生地の織り、オーダーメイドの縫製まで一貫して行っています。最新鋭の自動織機で生産されていますが、検品は丁寧に厳しく手作業で行われているのが印象的でした。先日もチャールス国王がカミラ王妃を伴いタータン・キルトの正装で訪問されました。
工場に向かう道路は広く周囲は牧歌的で羊が飼われ羊毛原料を直近で得られるとの事、製品のスムーズな搬出はこの道路が大きな役割を担っているとのことでした。

メルローズ修道院

イングランドとの戦争により廃墟となっていますが、1136年創建のゴシック様式の修道院です。イングランド王国に対する独立戦争においてスコットランドを率いた、スコットランドの国民的英雄、スコットランド王ロバート1世の心臓が埋葬されています。

動画版(3分31秒)

夕方、長距離バスでインバネスへ移動しました。移動距離は180キロ(所用4時間)運賃は9ポンド(1800円)となぜか格安でした。鉄道の方が早く快適ですが大きな荷物を持っての移動にはバスの方が楽です(鉄道は荷物を置く場所が確保できるか乗るまで分かりませんが、バスは荷物室に確実に預かってくれます)

インバネス(Inverness)

インバネスはネス川の河口に位置するスコットランド北東部の海岸都市です。夕食はネス川にかかる歩行者専用の橋を渡ってシーフード・レストランに行きました。

翌日、定期観光バスに乗って日帰りスカイ島とアイリンドナン城観光に行きました。朝8時発、夜8時帰着の12時間観光です。バス会社からは、雨と強風が予想され、傘は役にたたないため、上下服と靴は防水仕様の装備が要求されました。

スカイ島 (Isle of Skye)

まず、ハイランド牛とのご対面です。スコットランドの在来種で絶滅危惧種の愛らしい牛です。

ネス湖沿いにしばらく走ると、1230年に築城された今では朽ち果てた古城アーカート城を見下ろす展望台に着きました。

次に、午前中のハイライト、スコットランドで一番美しいと言われているアイリンドナン城にゆき1時間の休憩です。

スカイブリッジを渡ってスカイ島に入り、まず第一の絶景、1820年代に建造された3つのアーチをもつ美しい石造りの橋スリガカン・オールド・ブリッジ、古い石造の橋と背景の山並みのコントラストが美しい!

次は、第二の絶景、港町ポートリーです。遅い昼食を兼ねた1時間の休憩をとりました。港の埠頭に建つ建物がピンク、ブルーとカラフルです。

午後はスカイ島らしい絶景が続きます。先ず、奇岩 Old Man of Storr

次は、Rigg Viewpoint、海の景色が素晴らしい。強風が吹くなかで羊が放し飼いされていました。

最後は、Kilt Rock and Mealt falls、タータンのキルトスカートのひだように断崖絶壁が続き、落差60メートルの滝が海に落ちる様は絶景です。

スカイ島から本土に戻り、帰り道は往路とは異なり鉄道の路線に沿ってインバネスまで戻りました。

動画版(3分36秒)

https://www.youtube.com/watch?v=9dqW1ztYPVI

翌日、空路で一気にブリストルに飛び、タクシーで英国唯一の温泉地バースに移動しました。

バース (Bath)

  • バースのホテルにチェックインして先ず世界遺産のローマ浴場博物館に行きました。25年ぶりの再訪です。外観は昔のままですが博物館の内部の展示は現代の技術を導入して当時の様子はこのようであったであろうと映像で示したり、通路の一部は透明な床になっており見学者の足元に当時の遺跡を見ることができました。

次に、大聖堂に入りました。

その後エイボン川に向かいました。バルトニー橋を挟んで両岸に立ち並ぶ建物と川面に飛び交うかもめやゆっくりと近づいてくる白鳥は旅びとの目を楽しませてくれます。

動画版(1分44秒)

カッスル・クーム(Castel Comb)

昼から2泊3日のコッツウォルズ観光を開始しました。先ず、英国一、最も古い街並みが保存されている村コンテストで何度も表彰されている村カッスル・クームです。

テトベリー (Tetbury)

アフターヌーンティーを楽しみました。3段トレーには①フィンガーサンドイッチ②2種類のスコーン(プレーンとレーズン入り)にクロテッドクリーム(脂肪分がバターと生クリームの中間の濃厚なクリーム)といちごジャム③プチケーキがセットされ、飲み物は紅茶またはコーヒーが選べます。一般的に午後2時から5時頃までの間で提供されます。かなりヘビーなので昼食を抜いておかないと食べ切れないかもしれません。室内のテーブルでも屋外で庭の植物を眺めながらでもゆっくり時間をとって楽しむのが良いと思いました。

スタントン (Stanton)

NGS(英国園芸協会)が年に1回開催するオープンガーデン(個人のイングリッシュガーデンを公開すること)がスタントンで開かれることを知り、日程を変更して訪問することにしました。

個人の庭にも通りにも至る所で色彩豊かな薔薇や多種の花々が咲いていました。数箇所の案内のポイントではお茶とケーキの接待も行われていました。村の人々が花を育てて来訪者にどうぞ見て楽しんで下さいという精神は本当に素晴らしいと思いました。

 

1泊目は「コッツウォルズのベネチア」として愛されるボートン・オン・ザ・ウオーターです。

ボートン・オン・ザ・ウオーター (Bourton-on-the-Water)

 

二日目の最初の村は「イングランドで最も美しい村」として名を馳せるバイブリーです。

この村を訪ねるのは3度目となりました。1度目は高校生だった娘と、2度目は児童文学作家の山下先生ご夫妻と訪ねた思い出があります。30年近く前になりますが風景は変わらず美しい村ですね

バイブリー (Bibury)

 

次に、ローワー・スローターに行きました。大型バスが入れないこともあり観光客が少ない静かた村です。この村では静かで観光化されていない佇まいを十分に楽しむことができました。清らかな水の川、水車、家々の花、地元のワンちゃんが散歩を楽しみ、乗馬の人たちもいます

ローワー・スローター (Lower Slaughter)

 

次は、ブロードウェー村より1マイル(1.6キロメートル)ほど南東の高台に位置するブロードウェイ・タワーに立ち寄りました。

ブロードウェイ・タワー (Broadway Tower)

次も、大型バスが入れない観光客が少ない静かな村スノーヒルです。小さな綺麗な村でした。やはり薔薇やたくさんの草花が家々の玄関口に咲き揃っていました

スノーヒル (Snowhill)

次に立ち寄ったのは「コッツウォルズの宝石」とうたわれるチッピング・カムデンです。昼食を兼ねてクリームティー(アフタヌーンティーからサンドイッチとケーキを除いたもの=スコーンと紅茶の軽食)をいただきました。ここも以前来たことがあります。村のランドマークとも言える古いマーケット跡があります。

チッピング・カムデン (Chipping Campden)

最後に、シェイクスピアゆかりの地ストラスフォード・アポン・エイボンに行き宿泊しました。
先ず、シェイクスピアの奥さんアン・ハサウェイの家、次にシェイクスピアの生家を見学しました。

ストラスフォード・アポン・エイボン (Stratford-upon-Avon)

アン・ハサウェイの家

シェイクスピアの生家

ストラスフォード・アポン・エイボン

動画版(6分51秒)

朝、最後の宿泊地オックスフォードへタクシーで移動しました。ホテルのご厚意で午前中にチェックインでき市内観光に出ることができました。

オックスフォード (Oxford)

午後、ピットリバーズ博物館で開かれたハワイアンキルト特別展のオープニングセレモニーに参列しました。その特別展に展示されたキルトは、ピットリバース博物館から依頼を受け故ジョンセラオ氏のデザインをポアカラニキルターが制作した作品です。

動画版(5分32秒)

おわりに

6月のスコットランド・スカイ島の気候(最高気温17度・最低気温9度)は、日本の白馬村の6月の気候(最高気温19度・最低気温11度)より寒いだけでなく、1日のうちで空模様は曇りのち晴れ、時々雨、さらに強風が吹き荒れる、という激しいものです。我々も上下防水使用の服を着用しました。短い夏(7月と8月)を除き1年の大半は寒く厳しい気候です。スコットランド人の荒々しい性格はあの厳しい気候によって育まれているのかと思い至りました。

ピットリバース博物館のハワイアンキルト特別展は大変素晴らしいものでした。今は亡きジョン・セラオ先生も奥様ポアカラ二と共にお喜びになっていると思います。今回の展示会を機会にハワイアンキルトが一層発展していくように祈っています。

Susie

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