ラトビア・エストニア(リガ、キフヌ島、ムフ島、ハープサル、タリン)

今回の旅行の最大の目的はエストニアのキフヌ島に行くことです。キフヌ島は生きた博物館と言われ、本土では失われた歌や踊り、手工芸、生活文化が残っており、女性は子供からおばぁちゃんまで今も伝統的な縞模様のスカートをはいています。更にムフ島のムフ刺繍とハープサルのレースを見学する手芸の旅です。

成田を12時にたちモスクワで乗り換え20時にリガにつきました。入国手続きが意外に時間がかかったため急いでターンテーブルに向かいました。小さな空港で到着便も少ないのですぐに荷物がでるはずなのですがなかなか出てきません。他にも10人ほどの人が荷物が出るのを待ちましたが、結局ミッシングが確定し手続きをとることになりました。最終的に翌日荷物は発見され、午後ホテルに届けられましたが、旅行初日なので久しぶりに慌てました。次回からは最低限の着替えを手荷物として持ち歩く必要があると反省しました。

ホテルは旧市街にあるのでチェックインしてすぐ散歩に出かけました。1〜2分も歩くとダム広場に着きましたが、なんと大きなクマの置物が広場を埋め尽くしていました。よく見るとそれぞれカラフルにペイントされ国別になっています。説明を読むと「ユナイテッド・バディー・ベア」という国連のイベントで各国の芸術家により彩色された2メートルの140体のクマが「文化と宗教の間における許容と人々のコミュニケーション」を目的に展示されているものでした。

ダム広場のユナイテッド・バディー・ベア

翌日、小雨模様でしたが、市内観光に出ました。リガの旧市街は石畳で歴史的な建物が多い落ち着いた趣のある街です。朝は観光客を含め人の出もすくなく静かでした。

三人兄弟

旧市街を取り巻く運河を巡る船に乗りに行きました。乗り場は緑と花が咲ほこる美しい公園の中でした。運河をめぐり港を回って元の運河に戻る1時間のクルーズはのどかで快適でした。

ドーム広場に戻り12時からのリガ大聖堂のパイプオルガンコンサートに行きました。6718本のパイプを持つ世界で四番目に大きなパイプオルガンです。美しいステンドグラスの光の中を荘厳な音色が響き渡りました。

123メートルの尖塔を持つ聖ペテロ教会の横のレストランで昼食を取りました。仔牛のシュニッツェルは本場のウイーンより美味しくラトビアの食文化の高さを感じました。

細い道を抜けると市庁舎広場に出ました。前面にブラックヘッドの会館という壮大な建物があります。4世紀に未婚商人のギルト「ブラックヘッド」の為に建てられ、リガ建都800周年の1999年に再建されたのです

街の中心リーヴ広場にはおしゃれなレストランが並び、その前にはきれいな花が咲いていました。

ビデオ(4分8秒)

リガから高速バスでエストニアのパルヌに移動しました。バスターミナルの前は中央市場です。

パルヌで専用車に乗り換えキフヌ島行きの港まで30分、フェリーに乗って1時間でキフヌ島につきました。

キフヌ島に到着し民宿にチェックインしました。広い敷地の一戸建てでした。夏も終わりで宿泊客は我々の他にはお婆ちゃんのグループが一つ、民宿のスタッフもお婆ちゃんが二人だけす。このお婆ちゃんは大変良い人なのですが英語が喋れないため話が通じず苦労しました。

朝起きると羊の群れがやってきて、民宿の前の牧草地で朝食です。草を噛むバリバリという音が響きました。

タクシーもバスもないのでレンタル自転車を借りてキフヌ博物館に向かいました。道は平坦で高低差はあまりないのですが、なれない自転車に悪戦苦闘、ようやく博物館に到着しました。

博物館の学芸員さんから教えて頂いたキフヌ島手芸の第一人者Roosiさんを訪ねました。ノーアポイントでしたが心良くお会いいただき感謝です。ちょうどじゃがいもを収穫してきた所だそうです。84歳の元気なお婆ちゃんでした。

その後、キフヌ島最北端の灯台を目指しました。ようやく静かな岬に到着しましたが、残念ながら灯台は工事中でした。

お昼は博物館から500メートルほど離れた集落のオープンレストランでした。陽光の中おいしい昼食とビールを楽しみました。

朝晩の食事は民宿のお婆ちゃんが部屋まで届けてくれました。キフヌ島の家庭の味です。素朴ですがどんな高級レストランより美味しい、思い出に残る味でした。

朝食

夕食

ビデオ(4分36秒)

キフヌ島を10時のフェリーでたち本土に戻り、事前に手配しておいた専用車で湿地帯公園経由でムフ島行きのフェリーが出る港まで移動し、20分でムフ島に着きました。その後ムフ博物館に行きムフ刺繍を施した民族衣装を見てから、島の中心の村LIVAのムフ刺繍協会の運営するショップに寄り、最終的に宿泊先のペデステ・マナーに行きました。

ペデステ・マナーはエストニアを代表する5星のマナーハウス(領主の館)で広大な敷地に24の客室があります。スパの他にはこれといった目ぼしい設備がない、ひたすらのんびり過ごすという究極のリゾートホテルです。部屋の窓から外を見ると芝生の上を全自動の掃除機(アイロボットの大型)が動き回る以外は誰もいません。有名なレストランはガラス張りで庭の眺めの美しく、料理もエレガントでした。

翌日、10時にムフ刺繍作家のシリエさんの工房を訪問しました。当日は日本人を含む3つのグループがワークショップのために訪問されるとのことで、お忙しい中丁寧に作品について説明していただきました。

ビデオ(4分14秒)

フェリーで本土に戻り、タリンから99キロ離れたバルト海に面したリゾート都市ハープサルに向かいました。到着したバス停は旧ハープサル駅(鉄道博物館)の前でした。クラシックな駅舎に入ると線路に多くの鉄道車両が屋外展示されていました。正面には赤い星のマークがついた共産主義時代のものです。中でも蒸気機関車がなかなかの迫力でした

ホテルチェックイン後ハープサル・レースセンターに行きました。極細の糸で編まれたレースのショールが特色でかつてはエストニアの重要な輸出品だったそうです。レースセンターの前からハープサル城までのメインストリートで丁度クラフトフェアーが開かれていました。多くの手芸作品のお店の他にハムやチーズなどの食品のお店もあり多くの人で賑わっていました。

ビデオ(2分40秒)

ハープサルから高速バスでタリンに向かいました。99キロ1時間半の快適なドライブです。運賃はわずか4.2ユーロ、通常運賃7ユーロのところシニア(60歳以上)は4割引なのです。エストニアは高齢者に優しい国でした。

タリンのホテルに荷物を預け早速タリンの街の散策に出ました。タリンの旧市街は中世がそのまま残ったようなロマンチックな街です。昼食は古い商人の館を改装して造られたオルデハンザにしました。中に入ると真っ暗です。だんだん暗さに目が慣れてくると中世の食堂にろうそくが灯り、中世の服装をした男性と女性のスタッフがサーブをしています。魚の燻製の盛り合わせとスープそれからはちみつ入りビールをたのみました。料理もパンもおいしくいただけましたが、ちみつ入りビールは良い経験になったというところです。

昼食後、ぶらぶらと旧市街を散策しました。市庁舎のあるラエコヤ広場をぐるりと廻り、聖カタリーナ通りの手芸店を覗きました。さすがに大観光地でお土産やさんやレストランがたくさんがあり観光客で賑わっていました。

夕食後、ライトアップされたラエコヤ広場を散策しました。

ビデオ(4分40秒)

帰りの便のモスクワ乗り継ぎは5時間50分もありましたが、プライオリティーパスの空港ラウンジのお蔭で快適に過ごすことができました。プライオリティーパスは世界140か国500都市1200か所以上の空港ラウンジが無料で利用できる会員組織です。楽天プレミアムカード(年会費10000円)に入ると無料でついてくるので今回はじめて利用しましたが大変助かりました。ちなみにカードホルダーの帯同者は一人1回3000円かかります。

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