「ブティ」は南フランスのプロヴァンス地方発祥のキルティング技術で「白い布の彫刻」とも呼ばれています。ローマ遺跡で有名なニームから西に18キロほど離れたカルビゾンの「ブティの館 La Maison du BOUTIS」という博物館に行きました。この博物館はブティ協会が運営するもので18世紀と19世紀そして最近の作品が展示されています。ブティは南フランス発祥のキルティングで二枚の布にまず柄を縫って、その柄の中に後から綿を入れるという気の遠くなるような手作業の美しい作品です。近代化と共に一端廃れかけたものを協会を中心に復興され、現在ではフランス各地でグループができ活発に活動されているそうです。協会の会員の方に素晴らしい作品の数々を丁寧にご案内いただきました。最後に会長にお会いすることができ特別に館内の写真撮影の許可をいただけました。

ブティ協会会長と記念撮影

タラスコン・ソレイアード博物館(Musee Souleiado)

ニームから東に28キロほど離れたタラスコンのソレイアード博物館( Musee Souleiado)に行きました。日本でも有名なプロバンスプリントの大手メーカーです。プロバンスプリントの伝統的な制作方法やプロバンス地方の民族衣装が展示されていましたが、ブティのコレクションはあまり多くはありませんでした。