ブージ
ブージはインドの西端、パキスタン国境に近いカッチ湿地帯の中心でかつてカッチ王国の首都でした。宮殿(プラグ・マハル)では19世紀の王国の繁栄を、白亜のスワミナラヤン寺院ではヒンズー教建築の精緻を見ました。ブージ市内は活気に満ち溢れ、カラフルなサリーを纏った女性たちが歩き、手芸店には豊富な手芸用品が並んでおり、ちょうど豪華な結婚パレードを見ることができました。
カッチ博物館 Kutch museum
グジャラート州最古の博物館です。1階にはカッチ地方の民族文化や歴史に関する展示、2階には刺繍などの布製品・食器類など伝統的な工芸品が展示されています。特に2階の展示は素晴らしくカッチ地方各地の多様な染織りや刺繍のコレクションは大変勉強になりました。
ワジール・コレクションWazir Collection
カッチ地方のアンティーク織物コレクターのAA Wazir さん宅を訪問し膨大なコレクションを見せていただきました。中でもラクダ用の織物は珍しいものでした。将来博物館を作りたいと仰っていました。
ブージ周辺の村には多様な手法の染織りや刺繍の工房があり、今回はその村々を専用車で回りました。
ラバリ刺繍 Rabari embroidery
刺繍で有名な少数民族のラバリ族の村に行きまし。道傍では娘さんが小さな鏡を埋め込むミラーワークを刺していました。刺繍作品を沢山拝見し一部を購入させていただきました。
カッチ大湿原(塩の平原) Great Rann of Kutch (White Rann)
乾季(冬)にカッチ大湿原が干上がって出現する塩の平原(ホワイトラン)を見に行きました。
メグワル族の村 Villages of Megwar tribe
カッチ湿原に点在するメグワル族の村々(不可触賎民として差別されたため街の近くに住めなかった)を訪ねました。円筒形で外周に絵が描かれたファンシーな家に住み、女性はエプロンの様な前掛けに細かな刺繍を施した美しい民族衣装を着ていました。陶器を焼く村ではインドを代表する女性陶芸家に会い、湿原を馬で走る男性にも会えました。




















































































































































